コンテンツにスキップ

Top

サーモグラフィーカメラ(Flir C5) はガラス越しの温度を測れない

サーモグラフィーカメラ(Flir C5)でいろいろ撮影していて気づいたのが、ガラスやアクリル越しの物体の温度を測れない、ということ。

どうも、サーモグラフィーカメラって8000〜14000nm(8〜14μm)の遠赤外線を使っているとのこと。

この波長はなぜか大気に吸収されにくいかららしい。

んで、イラつくことにガラスとかはこの波長を吸収する、と。

だから温度が測れない!!

でも赤外線カメラは(反射とかで白飛びするかもしれないが)ガラスを通過している、と思おうかもしれない。 実際車載カメラはフロントガラス越しに撮影しとるしな。

これは赤外線は赤外線でも「近」赤外線。

反射はするかもしれないけど基本は通過する。

遠赤外線は「吸収」されて熱エネルギーになってしまう。

まぁ仕方ないか。

ちなみにこの波長の遠赤外線を吸収しないガラスとかも売ってるらしい。
素材がゲルマニウムというくっそ高い素材で作られたガラス。あんまり高いので、カルコゲナイドとかいう代替品も生まれているみたい。
ただ高温に弱いとかいろいろあるみたいだけど。

ちなみに腕時計とかに使われてるサファイヤガラスも透過するとのこと。人工サファイヤ、アホほど高いからサーモカメラ用なんかには使われないけど。

ペラペラのビニールはどうかな?と実際に試したところ、これは大丈夫だった。ので、レンズの表面に保護用の薄いシールを張る程度はOKかもしれん。

以上!