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ゆうちょ銀行(郵便局)で預金の相続手続きをしたよ!

親が死んで遺産分割協議も終わり、自分にはゆうちょ銀行(郵便貯金)が割り当てられたので、解約するために郵便局で手続きをした体験記を書くよ!

ちな、2021年10月現在の情報なので、今後どうなるかは知らん!

ここでは遺産分割協議書がすでに存在しているのを前提としているよ!

ゆうちょ銀行には相続Web案内サービスがある

ゆうちょ銀行は便利なことに、相続Web案内サービスというものがある。

このWebに従ってこちょこちょやると書類が出来上がり(実際にはそれを印刷して手書き)、その書類と遺産分割協議書、戸籍謄本、印鑑証明、身分証明書(運転免許証とか)、通帳をもっていけば相続手続きができる。

手続きが終わったら2週間以内に自身のゆうちょ銀行の口座に振り込まれるか、払戻証書が簡易書留で送られてくる。

自分の場合は月曜に書類を出して、翌週の木曜に払戻証書が届いた(けど平日なので受け取れず土曜に再配達してもらったが)
おおむね2週間、と思っといたほうが良い。

払い戻し先はゆうちょ銀行の口座か貯金払戻証書の2択しかない

注意しないといけないのは別の銀行への振り込みには対応していない点。

ゆうちょ銀行の自分の口座か、貯金払戻証書という証書にするかの2択。

払戻証書はそれをもって郵便局の窓口に行けばお金にしてくれるやーつ。

ゆうちょ銀行の口座を作っとくのが一番簡単でお得。

払戻証書はそれをもって平日の9時から16時に郵便局に行く必要がある。
有効期限もあるし、ないとは思うがわすれて払い戻さなかったらアウトになるし。
なんか損ばっかり。通帳作るのタダだし、作っとくのが一番良い。

と言いつつ、自分は通帳作ろうと申請して、二週間後にゆうちょ銀行から封筒が来て、できたんかな?と思ったら「すでに口座があるからダメ~」、と。
確かに子供のころに作ってた気がするわw。

が、二週間も経ってから言われてなんかイラついたので作るのを止めたので払戻証書にした。

為替証書と払戻証書と払出証書と

いとしさとせつなさとこころづよさとみたいになったが、郵便局(やゆうちょ銀行)でお金と変えれる証書は3種類ある。
(ほかにもあるかも)

遺産相続で貯金を下ろす場合は払戻証書。払出証書とかじゃない。

正式名称で見ればわかりやすい。

為替証書は普通為替証書・定額小為替証書(昔でいうところの郵便為替証書)、払戻証書は郵便貯金払戻証書、払出証書は郵便振替払出証書。

それぞれ、

普通為替証書・定額小為替証書 :そのまんま為替。為替の意味はググればわかると思うが、現金の代わりに証書や小切手でお金のやり取りをすること。そのための証書。 郵政民営化前は郵便為替証書といわれていた

郵便貯金払戻証書: 郵便貯金を払い戻すときに使われる証書。ほな、普通為替証書でええじゃろがい!と思うかもだけど普通為替証書は1枚当たり上限が10万円。郵便貯金払戻証書は500万円。1枚ごとに手数料もかかるので、わざわざ分けているんだと思われる

郵便振替払出証書: これは自身の振替口座から受取人に渡される払出証書。上限も500万円。・・・ほな払戻証書いらんやんけ、払出証書でやればよぉ!と思うかもだけど、なんでかは知らん。郵便局で聞け。あと振替口座から払出証書をだすことを「通常現金払」という。変な名前。小切手払と区別するためなんだろう。

相続Web案内サービスで作った書類をもって郵便局へ

相続Web案内サービスをペシペシやっていくと最後に必要書類とか印刷できるページにたどりつく。

印刷して必要事項を記載して、必要に応じて印鑑押して、とかする。

あとは相続関係者全員の戸籍謄本が必要で結構面倒だが、法定相続情報というのを法務局で作っておくと楽。

遺産分割協議書を作る際に作っておくと、のちの手続きで全部楽になるので作っておこう!

印鑑証明書も必要だが、通常、遺産分割協議書に張り付けているはずで、6か月以内ならそれでOKなのでわざわざ相続人全員の印鑑証明を再度集める必要はない。

もう一度おさらいすると、

□6か月以内の印鑑証明書が張り付けてある遺産分割協議書
□法定相続情報証明書(または相続人全員の戸籍謄本)
□Webで出力した書類に必要事項をすべて書き込んだもの
□相続するゆうちょ銀行の通帳
□自分の振込先のゆうちょ銀行の通帳
□実印
□身分証明書

をもって郵便局へ!

ちなみに相続する(例えば親が死んだんなら親の)通帳があればよいだけでクレジットカードやその通帳を作ったときの(親の)印鑑は必要なかった。

遺産分割協議書や法定相続情報証明はすぐ返してもらえる

他の銀行の手続きもしないといけないので、ゆうちょ銀行に遺産分割協議書や法定相続情報を持っていかれると思っているあなた。

安心してください、コピーをとって返してくれます。

ので、原本を2週間押さえられる、といったことはありません!!

かといって最初からコピーを持っていったらシバかれるので原本をもっていくこと!

書類の準備は大変だが、これをもって郵便局に行けば2週間以内に現金が振り込まれる。

Webを使うと1か月かからない(2週間で済む)

ゆうちょ銀行のHPhttps://www.jp-bank.japanpost.jp/tetuzuki/souzoku/tzk_szk_index.htmlを見ると、

相続のお申し出→ 「必要書類のご案内」のお受け取り→必要書類のご提出→ 相続払戻金のお受け取り

でお手続き完了まで約1ヵ月程度とあるが、これはWebを使わなかった場合。

Webで書類作ってから郵便局に行くと、3番目の必要書類のご提出からスタートなので2週間以内にお金が振り込まれる。

ので、急いでる人はWebを使ってやるべし!

でも、Webとかよくわからんって人はメモ帳と鉛筆もって郵便局へ相談から始めよう!最近の郵便局員は親切でござるよ!

それでもわからん人はもう司法書士に依頼しろ!!

相続手続きで貯金事務センターに行ったほうが良いというのはデマ!!

ネットでいろいろググっていたら郵便局じゃなくて 貯金事務センター に行ったほうが良い! とかいう嘘アドバイスがあり騙された。

ちいさい郵便局とかだと手続きに不慣れで間違ってしまうかもしれないから・・・みたいな尤もらしい嘘が書かれていて、わざわざ 貯金事務センターまで行ったけどこれは間違い。

貯金事務センターにいったところ、そもそも一般人が行くようなところじゃなく、それでもフロントにいた警備員?の人に相続の相談が、とお願いしてみたら担当の人が来てくれて、いろいろ説明してくれたけど書類は受け取れない(郵便局で書類は出してほしい。その書類が後日貯金事務センターに来て我々が処理するという仕組みだから)と丁寧にお断りされた。

ので、相続手続きは郵便局で! 貯金事務センターにはいかないこと!
(ただ、相続の相談ってあんま小さいところでは取り扱い数も少ないだろうし、比較的大きい郵便局に行ったほうが良いのは間違いないかも)

以上!!