USB to Serial変換ケーブルの使い方
ほぼメモ書き。久しぶりに使うときに完全に使い方忘れてたので。
以下のケーブルの使い方を述べる。
USB to Serial変換ケーブル(Adafruit USBシリアル変換ケーブル)
この製品をお勧めしているわけではない。持っているので説明に使っているだけ。
かなり高いし。もっと安いもので十分。300円ぐらいのものも探せばある。
最初に
基本的にはWindowsでしか使えない。
理由はたいていの場合ドライバーがWindowsしか用意されてない場合からである。
USB-Serial変換ケーブルはドライバーがないと普通は動かないので。
なお、Linuxでcuコマンドを使って接続する方法や、ftdiのドライバーを使う手もあるがここでは紹介しない。
usb serial linux などでググればいろいろ情報が出てくる。
また、4pinの製品について述べている。
(6pinは気を付けないとRTSがDTSになっていてFTDI対応していない!など気を付けないといけないことがあるがここでは述べない)
ドライバーのインストール
たいてい最初につまづくのがこれ。
最近のUSB系の製品は挿せば動くの当たり前なので忘れてしまいがち。
ドライバーを入れずに接続して「うごかないー!」となる。
ドライバーは購入した製品によって異なるので、購入時に添付されていた説明書を見るか、捨ててしまっていたら、その製品名でググればたいてい見つかる。
例えば本製品のドライバーは以下にある。
https://www.adafruit.com/product/954
https://learn.adafruit.com/adafruits-raspberry-pi-lesson-5-using-a-console-cable/software-installation-windows
Webページの手順通りにexeをインストールすればよい。
各ケーブルの意味
いろんな変換ケーブルがあるが、Adafruit USBシリアル変換ケーブルは4本のケーブルからなる。
それぞれ、赤が電源、黒がグラウンド、緑がTX、白がRXである。
(これらの色とアサインの関係はHPを見て確認する)
ケーブルと基盤の接続
次につまづくのがこれ。
Tが送信(Transmitter)、Rが受信(Receiver)を意味している。
なので、ケーブルのTX(送信)を基盤のRX(受信)に、ケーブルのRX(受信)を基盤のTX(送信)につなげる必要がある。
(TXを基盤のRXに、RXを基盤のTXにつなげる)
基盤に書かれた文字の通りに、TXをTXに、RXをRXに挿して、「動かない!」となるケースが多い。
TXはRXに、RXはTXに接続する。
なお、TXの表記ははTXDだったりTXOだったりすることがある。先頭2文字がTXならTXで問題ない。RXも同様。
Tera Termで接続
Windowsのターミナルソフトと言えばTera Term。
さすがに古いとかPuttyでしょとかRLogin知らないの?とか言われるが知らん。
男は黙ってTeraTerm。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/からダウンロードしてインストール。
シリアルのところにCOMポートが選択できるようになっているので選択したら終わり。
ただし、「設定」→「シリアルポート」でボーレートを変更していないといけない場合があるので、それはマイコンに合わせて変更する。
たいていの場合、115200に対応しているので115200に。
実際の最大速度はそのケーブルに使用されているチップ次第なので、正確に知りたい場合はWebページで探す。
以上。